「中学生まで私教育を禁止に」・・・野党・正義党が総選挙公約に
「中学生まで私教育を禁止に」・・・野党・正義党が総選挙公約に
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2020.03.06 01:20
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韓国に根強い教育格差を解消するため、私教育を段階的に禁止する方案を野党が発表した。

韓国の第三野党・正義党は5日、義務教育の中学課程を終えるまで、私教育を段階的に禁止する方案を総選挙の公約にすることを明かした。300人の議員全員が入れ替わる韓国の総選挙は、4月15日に予定されている。正義党は現在6議席。

5日、国会で記者会見を行う正義党の指導部。右が沈相奵(シム・サンジョン)代表。
5日、国会で記者会見を行う正義党の指導部。右が沈相奵(シム・サンジョン)代表。

同党の政策委員会はこの日、国会での記者会見を通じ「私教育が繁盛するほどに『両親によるチャンス』が生まれ、この格差が社会の不平等を深めている」とし、「これに対し、中学校までの私教育を三段階に分け禁止する」と述べた。

一段階目は、中学校までの先行学習のための私教育を禁止する。これを実現するために、国家教育委員会による公論化と社会的な合意を経て、関連法を改定することを目指す。

なお、先行学習というのは、文字通り、教科書の内容を先回りして学ぶことだ。これにより学校での成績は良くなるが、生徒が学校への興味を無くし、教師の存在が薄くなるなどの副作用が大きいことで知られる。

二段階目は、憲法改正を行い、中学校までの私教育を禁止するもの。

ただし、塾などの教育市場へのダメージなどを考慮し、全面禁止までに5年間の猶予期間を設ける。これが三段階目にあたる。

同政策委員会はまた、「大学入試で階層と地域を均等に分ける、機械均等責任選抜の比率を50%以上実施する」とし、「大学入試を学生簿での入試と、修能(センター試験にあたる)での入試に単純化する。その上で、修能を絶対評価に転換し、学生たちへが受ける過度の入試への苦痛を和らげる」と主張した。

さらに、「大学ネットワーク体制を駆逐し、大学教育の質を高め、大学の序列化を解消する」とし、「専門大学をまず無償教育とし、国立大も無償にし、私立大は登録金(学費)を段階的に半分にする」と明かした。