「全国民に100万ウォンの災難基本所得を」 慶尚南道知事が建議
「全国民に100万ウォンの災難基本所得を」 慶尚南道知事が建議
  • The New Stance編集部
  • 承認 2020.03.10 10:23
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新型コロナウイルスの拡散が続き、経済面でのダメージが深刻化する中、韓国・慶尚南道の知事が救済策を提した。

慶尚南道の金慶洙(キム・ギョンス)知事は8日、昌原市にある慶尚南道庁舎で記者会見を開き、危機に陥った経済状況を克服するために、全国民に一人あたり100万ウォン(約9万円)の災難基本所得を支給することを、政府と国会に建議した。

金記事は会見の中で、「政府が困難を克服するために追加予算案を国会に提出したが、これは現在の状況を克服するための臨時対策」としながら、「世界の経済が萎縮するとき、先進国は内需市場を果敢に育て危機を克服してきた。私たちもそんな対策を準備すべき」と述べた。

さらに、「韓国経済の最も大きな問題は、内需市場にお金が回らないという点だ」とし、「内需と輸出が同時に萎縮する場合、雇用が大幅に減少し、それが所得の減少につながり内需市場が凍りつく悪循環が続く」と付け加えた。

そして、こうした問題への対策として「国民一人あたり100万ウォンを支給する『災難基本所得』を支給しよう」と提案した。

8日、会見する慶尚南道の金慶洙(キム・ギョンス)知事。
8日、会見する慶尚南道の金慶洙(キム・ギョンス)知事。

注目の財源について、金知事はこう説明する。

「一人100万ウォンを支給する場合、約51兆ウォン(約4兆4000億円)の財源が必要だ。これを通じ経済を活性化し、財政負担は来年度の租税収入の増加を通じ緩和できる。専門家によると、災難基本所得を施行する場合、租税収入が8〜9兆ウォン(6800億円〜7700億円)増えると推定される」。

同所得は高所得層にも一律に支給されるという。金知事は「高所得層の場合は、支給額の分だけ来年の税金として回収する。どれほど回収するかで、政府の財政負担も変わってくる」と説明した。

その上で、「単純な現金福祉(バラマキ)ではなく、内需をよみがえらせ、庶民の希望となる大規模な投資だ」と付け加えた。

ただ、地域経済の活性化に役立つためには、支給額の50%以上を地域商品券として提供してこそ効果があるとした。

金知事はまた、「今は非常時であるため、政府と国会に切迫した心情で建議する」とした。

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