韓国女性団体「性搾取チャットルーム閲覧した全員に処罰を」...政府高官「全員の身元情報公開可能」
韓国女性団体「性搾取チャットルーム閲覧した全員に処罰を」...政府高官「全員の身元情報公開可能」
  • The New Stance編集部
  • 承認 2020.03.26 13:19
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「n番部屋」、「博士の部屋」といったインターネット上のチャットルームで、未成年を含む多くの女性の性搾取動画がやり取りされていた事件で、女性団体が厳しい処罰を要求する声明を出した。

500万人の会員を擁す女性団体が声明

韓国の女性団体協議会は25日に発表した声明書の中で、「テレグラム『n番部屋』で女性たちに対し行われた加虐高位は、残忍で反人倫的で、残酷な犯罪である上に、人権を蹂躙する行為である」とし、「運営者が検挙されたことはとてもよいが、より強力な捜査で犯罪に加担した全員を迅速に検挙するべき」と要求した。

同団体は1959年に発足し、全国女性大会を毎年開催するなど韓国の中心的な女性運動団体の一つ。声明書は61の会員団体と500万人の会員一同の名義で発表された。

25日、韓国女性団体協議会が発表した声明文。同協議会ホームページをキャプチャ。
25日、韓国女性団体協議会が発表した声明文。同協議会ホームページをキャプチャ。

声明書ではまた、「『n番部屋』で女性たちを性搾取・虐待する現場を見守ってきた観戦者(原文ママ、閲覧者)たちは全て処罰すべき」とした。

「n番部屋」というのは、インターネットのメッセンジャーアプリ「テレグラム」上に開設されたチャットルームのこと。1番から8番まで開設されたためにこう呼ばれる。「テレグラム」上に開設された類似するチャットルームは60にのぼり、総利用者は26万人に達すると見られている。

16日に運営者チョ・ジュビン氏が検挙された「博士の部屋」もその一つだ。20万ウォン(約17,500円)から150万ウォン(約132,000円)の参加費を払って1万人あまりが性搾取動画をやり取りしていたことが警察の調べで分かっている。

声明書ではさらに、「『n番部屋』の運営者チョ・ジュビンに対する身元情報公開を指示し、こうした犯罪に対し、警察・検察・裁判所は強力で厳重に法執行をすべきと強く求める」とし、「政府と国会はデジタル性犯罪に対する特別法を迅速に制定氏、デジタル犯罪に対する国際協調捜査対策を徹底して作るべき」と主張した。

放送通信委員会委員長「26万人の全数調査と身元情報公開が可能」

一方、25日には国会の科学技術情報通信委員会に出席した放送通信委員会のハン・サンヒョク委員長が、「26万人全員に対する全数調査と身元情報の公開が可能か」というある議員の質問に、「可能であると見る」と応えた。

放送通信委員会とは、大統領直属の行政機関で、放送通信利用者の保護や個人情報保護倫理など放送通信に関わる業務を担当する。

(ソウル=聯合ニュース)25日、国会に出席した放送通信委員会のハン・サンヒョク委員長。
(ソウル=聯合ニュース)25日、国会に出席した放送通信委員会のハン・サンヒョク委員長。

ハン委員長は「26万人が全数と言えるかは分からない状況」としつつ、「つながりや痕跡だけ残っていれば(全数調査は)可能な状況だ。具体的な方法は確かめる必要がある」とした。

同委員長はまた、「私たちの防止対策などにもかかわらず、結果としてこうした事件が起きてしまった。対策が不足していた点を認め、国民に申し訳ない」と述べた。

さらに、「デジタル性犯罪物が、再流通や2次被害を誘発しておりこれに対する多角的な対策が必要」し、「わいせつ物と不法(違法)性搾取物を区分し、概念を規定してこそ処罰強化も可能と考える」と述べた。
 


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