[韓国世論調査3]大統領支持率44%/与党37%/各政党好感度(20年9月25日、韓国ギャラップ)
[韓国世論調査3]大統領支持率44%/与党37%/各政党好感度(20年9月25日、韓国ギャラップ)
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2020.09.27 14:49
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9月4週目の『韓国ギャラップ』の調査では、大統領支持率は1%ポイントが下がり44%に、与党支持率は1%ポイント上がり37%となった。また、5大政党の好感度を問う質問では、いずれの政党も非好感度が好感度を上回る中、保守政党の伸びが確認された。

『ニュースタンス』では韓国の代表的な世論調査機関である『韓国ギャラップ』と『リアルメーター』の両社が毎週発表する定例世論調査の結果を記事化する。『韓国ギャラップ』は毎週金曜日、『リアルメーター』は毎週月曜日に更新する。また、分かりやすいように、記事の冒頭には通し番号を振るものとする。

●大統領支持率44%、不支持48%

韓国で大統領支持率と呼ばれるものは、正確には「職務遂行評価」への肯定的評価となる。

韓国ギャラップの場合には、「あなたは文在寅大統領が大統領として職務をよく遂行していると見ますか?」という質問に対し、「よくやっている」と答えた人の割合だ。なお、「よくやっていない」という回答の他に「どちらでもない」と「分からない/応答拒絶」がある。

今回の調査は9月22日から24日にかけて行われた。「よくやっている」と回答した者が44%、「よくやっていない」は48%となった。「どちらでもない」は3%、「分からない/応答拒絶」は5%だった。

大統領の職務遂行評価。青線が肯定評価(いわゆる支持率)、赤線が否定評価(不支持率)だ。下の図は1年間の推移。韓国ギャラップ提供。
大統領の職務遂行評価。青線が肯定評価(いわゆる支持率)、赤線が否定評価(不支持率)だ。下の図は1年間の推移。韓国ギャラップ提供。

「よくやっている」と答えた人々の分布を地域別に見ると、光州市・全羅南北道で76%(先週は71%、以下、カッコの中はすべて先週の調査結果)だった反面、大邱市・慶尚北道では32%(27%)にとどまった。

性別では男性の43%(43%)、女性の44%(47%)が「よくやっている」と答えた。

年齢別で肯定評価が高かったのは40代の58%(52%)、30代の52%(52%)の順だった。次いで、50代が47%(43%)、18〜29歳の34%(50%)と続いた。60代以上は33%(36%)で「よくやっていない」と57%(54%)が答えた。

支持政党別では与党・共に民主党を支持する人の82%(79%)が「よくやっている」を、第一野党・国民の力を支持する人の91%(86%)が「よくやっていない」と回答した。

職業別で「よくやっている」という回答が最も多かったのは事務・管理職で54%(51%)、一方で「よくやっていない」という回答が最も多かったのは自営業で53%(48%)だった。

回答者全体のうち、「よくやっている」を選んだ理由のトップ5は「新型コロナウイルスへの対処」36%(38%)、「全般的に」9%(10%)、「福祉拡大」5%(4%)、「主観・所信がある」4%(2%)、「最善を尽くし一生懸命にやる」4%(6%)だった。

同様に「よくやっていない」では「全般的に不足」14%(12%)、「公正ではない/ダブルスタンダード」10%(5%)、「経済・民生問題解決の不足」10%(9%)、「不動産対策」10%(10%)、「人事問題」10%(10%)、「北朝鮮関係」5%(4%)と続いた。

●政党支持率は与党37%、第一野党21%

政党支持率は「あなたは次のうちどの政党を支持しますか」という質問への回答となる。

党名は与党・共に民主党(176議席)、第一野党・国民の力(103議席)、第二野党・正義党(6議席)、第三野党・国民の党(3議席)、第三野党・開かれた民主党(3議席)の5つの他に、「その他」(自由回答)」と「無し(無党派)」がある。また、党名の並びは一定にならないよう循環させながら提示しているという。

結果は、「共に民主党」37%(36%)、「国民の力」21%(20%)、「正義党」5%(4%)、「国民の党」4%(3%)、「開かれた民主党」3%(3%)、「その他」1%、「無し(無党派)」29%(33%)だった。

政党別支持率。青線が与党・共に民主党、赤線が第一野党・国民の力、黄色が第二野党・正義党、黒点線が無党派層だ。下のグラフは過去1年間の推移。韓国ギャラップ提供。
政党別支持率。青線が与党・共に民主党、赤線が第一野党・国民の力、黄色が第二野党・正義党、黒点線が無党派層だ。下のグラフは過去1年間の推移。韓国ギャラップ提供。

「共に民主党」を支持するのは、「男性」の37%(35%)、「女性」の37%(37%)、年齢別には「40代」の47%(47%)、「50代」の41%(37%)、「60代以上」の28%(30%)、「18〜29歳」の26%(29%)、職業別には「事務・管理職」の45%(43%)、「自営業」の36%(42%)などだった。

また自身の政治的性向を「進歩」としたうちの62%(67%)が、「中道」の35%(37%)が支持した。

一方、「国民の力」に目を向けると、「男性」の23%(22%)、「女性」の20%(18%)、年齢別には「60代以上」の31%(33%)、「50代」の26%(21%)、「30代」の16%(11%)、「40代」の15%(17%)、「18〜29歳」の13%(8%)の支持があった。

また自身の政治的性向を「保守」としたうちの50%(46%)が、「中道」の18%(17%)が支持した。

「無党派」と答えた中では「18歳〜29歳」の47%(55%)、「30代」の24%(38%)、「学生」の44%(62%)、「中道」の35%(35%)が目に付いた。

●いずれの政党も好感度より「非好感度」が上回る

今回の世論調査では、先週の政府の新型コロナウイルス対策への評価を聞く設問の代わりに、各政党への好感度を聞く設問があった。先の設問にあった5大政党を対象にしたものだが、驚くことにすべての政党において、「好感を感じる」と答えた人よりも「好感を感じない」と答えた人が多かった。

正確な設問は「あなたは『政党名(5大政党の名前をローテーションで)』に好感を感じますか、感じませんか?」というもの。

好感度が高い順に並べると、「共に民主党」は「好感を感じる」40%、「好感を感じない」49%(以下、同順)、「正義党」27%・57%、「国民の力」25%・60%、「開かれた民主党」は20%・57%、「国民の党」は19%・64%だった。

過去1年半の各政党好感度の推移。青線が与党・共に民主党、赤線が第一野党・国民の力、黄色が第二野党・正義党だ。
過去1年半の各政党好感度の推移。青線が与党・共に民主党、赤線が第一野党・国民の力、黄色が第二野党・正義党だ。

この結果について『韓国ギャラップ』では「汎進歩系列の政党(共に民主党50%→40%、正義党33%→27%、開かれた民主党24%→20%)の好感度は3か月前よりすべて下落した」と説明した。一方、保守政党「国民の力」の好感度は同時期に18%から25%へと上昇した。

また「無党派層」について、「大統領の職務遂行評価の項目で見ると、与党『共に民主党』よりも『国民の力』支持層に近い」としつつも、「5つの政党すべてに対し、好感度が15%を下回り、非好感度が55%を越える。3か月前と比較する場合、無党派層では『国民の力』を除くすべての党に対して非好感度が上昇した」と分析した。

第一野党・「国民の党」がじわりじわりと支持を伸ばしているのが分かる。

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※調査概要
2020年9月22日から24日にかけて、全国の18歳以上の1,002人に対し、同社の調査員が直接電話をかけ聞いたものだ。標本誤差はプラスマイナス3.1%ポイント、95%の信頼水準となる。応答率は15%(6,735人中、1,002人が回答)だった。
 


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