韓国財界3位のSKグループ会長、新年の挨拶で「社会問題の解決に努力」を強調
韓国財界3位のSKグループ会長、新年の挨拶で「社会問題の解決に努力」を強調
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2021.01.03 18:07
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社会問題解決への関心に定評があるSKグループ会長が、「新たな企業家精神」で社会と共感し問題解決に共に取り組むことを強調した。
SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長。同グループ提供。
SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長。同グループ提供。

●「大災難は社会の最も弱い場所を先に破壊する」

1日、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は同グループのすべての職員にEメールで新年の挨拶を送った。

その中で「人も企業も一人で立つ存在ではない」としながら、イタリア出身で京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市に『アンナの家』を設立しホームレスの人々に食事を提供し自立を助けるキム・ハジョン神父に言及した。

崔会長は「キム神父は新型コロナにより無料給食所が閉鎖される状況でも、ホームレスの人々や独りで暮らす老人数百人に欠かさず暖かい食事を提供している」とし、「危険を承知で社会の苦しみに共感し、問題を解決していく救いの手のおかげで希望を持つことができ、また『私たちは社会にどのような幸せを足すことができるか』と自らに質問し省みるようになる」とした。

続いて、「SKが今の姿まで成長できたことは、私たちだけが良くやったからではなく、社会が許した機会と応援のたまもの」とし、「しかし企業が受けた優遇や激励に報いる点では、うまくできず、不足していたという反省から、企業の役割ふたたび考えることになった」と付け加えた。

特に、「気候変動やパンデミックといった大災難は社会の最も弱い場所を先に破壊する。これによる社会問題から企業も自由ではいられない」と前置きし、「社会と共感し問題解決のため共に努力する『新しい企業家精神』が必要な時」と強調した。

崔会長はまた、「過去に対する反省を通じ、社会全体に幸せを足す企業の姿はどうあるべきか、今後も悩んでいきたい」とした。

崔泰源会長の下、SKグループは「社会的価値」すなわち「個人、共同体、地球環境の幸福と持続可能性を高める価値」の実践に積極的だ。

19年、20年と「SOVAC(Social Value Connect、ソーシャル・バリュー・コネクト)」という、韓国の名だたる大企業が参加し社会的価値について考えるイベントを主催している。

また、企業が創出した社会的価値を貨幣価値に換算し金銭を報酬として支払う「社会成果インセンティブ」制度を作り、運営している。この制度を通じ、2016年から2020年6月まで、222の社会的企業に対し、339億ウォン(約30億円)が支払われている。

なお、SKグループは今年、新型コロナウイルス感染症の拡散を考慮し、毎年恒例の新年会を取りやめた。そしてこの予算を社会的に脆弱な人々への食事支援事業に充てることを明かしている。


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