韓国の民主主義水準は世界23位、日本は21位、北朝鮮は最下位…英誌研究所
韓国の民主主義水準は世界23位、日本は21位、北朝鮮は最下位…英誌研究所
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2021.02.05 11:28
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英誌が毎年発表する民主主義指数で、韓国は前年と同様の23位となったが、5年ぶりに「完全な民主国家」入りした。他方、世界的に民主主義は危機にあると同誌は見立てた。
世界民主主義指数の分布。EIUレポートよりキャプチャ。
世界民主主義指数の分布。EIUレポートよりキャプチャ。

●日本も5年ぶりに「完全な民主国家」入り

今月2日、英誌『エコノミスト』付属の研究所『エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)』が発表した「民主主義指数2020(Democracy Index 2020)」で韓国は8.01点(10点満点)の23位となった。

前年と同じ順位であるものの、点数が0.01点上昇した。これにより5年ぶりに「欠陥のある民主国家(Flawed democracy)」から「完全な民主国家(Full democracy)」グループに入った。

EIUは2006年より167か国を対象に、▲選挙過程と多元主義、▲政府の機能、▲政治参加、▲政治文化、▲国民の自由という5つの分野を評価し、点数で表してきた。

これを土台に合計で8点を超える国家を「完全な民主国家」、6点以上8点以下を「欠陥のある民主国家」、4点以上6点以下を「混合型政権」、4点未満を「権威主義体制」と4つの段階に分けている。

韓国は項目別に、▲選挙過程と多元主義9.17点、▲政府機能8.21点、▲政治参加7.22点、▲政治文化7.5点、▲国民の自由7.94点となり、平均で8.01点だった。

韓国は2008年から14年までは「完全な民主国家」だったが、15年から19年までは「欠陥のある民主国家」だった。

一方、日本は平均8.13点で21位となり「完全な民主国家」に分類された。内訳は、▲選挙過程と多元主義8.75点、▲政府機能8.57点、▲政治参加6.67点、▲政治文化8.13点、▲国民の自由8.53点だった。やはり15年から19年までは「欠陥のある民主国家」だったが、5年ぶりに8点を超えた。

また北朝鮮は、▲選挙過程と多元主義0点、▲政府機能2.5点、▲政治参加1.67点、▲政治文化1.25点、▲国民の自由0点の平均1.08点で、06年の調査開始から続く最下位の評価だった。

民主主義指数上位30位までのリスト。EIUレポートよりキャプチャ。
民主主義指数上位30位までのリスト。EIUレポートよりキャプチャ。

●世界的に下降「民主主義の深刻な悪化」

上位は北欧の国家が占めた。1位から順に、ノルウェー(9.81点)、アイスランド(9.37点)、スウェーデン(9.26点)、ニュージーランド(9.25点)、カナダ(9.24点)、フィンランド(9.20点)、デンマーク(9.15点)となった。

主要なアジアの国家では台湾が8.94点で11位に、マレーシアが7.19点で39位、インドが6.61点で53位、フィリピンが6.56点で55位、インドネシアが6.30点で64位となった。

特に、台湾は19年よりも20段階も順位が上昇した。他方、香港は5.57点と19年よりも12段階下がった87位になった。EIUは香港の下落について「反対意見に対する当局の弾圧」を理由とした。

なお、米国は7.92点で25位だった。06年から15年まで「完全な民主国家」であったが、オバマ政権最終年とトランプ政権4年間は「欠陥ある民主国家」に分類されている。

全体の平均点数は5.37点だった。これは06年以降、最低の数値だ。167か国の対象国のうち、約7割にあたる116か国で前年よりも点数が下がった。

EIUはこれについて「民主主義の深刻な悪化」と診断し、新型コロナウイルス感染症に対応する中で、個人の自由を制限した結果であると分析した。
 


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