北朝鮮、3月の対中輸入が1000万ドル台に回復…半年ぶり
北朝鮮、3月の対中輸入が1000万ドル台に回復…半年ぶり
  • The New Stance編集部
  • 承認 2021.04.19 16:29
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新型コロナウイルス感染症の流入を防ぐため、昨年1月以降、国境を閉ざし続けている朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)。2020年の貿易額は19年に比べ約80%の減少だったが、今年3月になって回復傾向が見られる。
今月17日、北朝鮮・新義州市のと国境の河・鴨緑江を挟んだ中国・丹東市に貨物列車たが待機している。聯合ニュース提供。
今月17日、北朝鮮・新義州市のと国境の河・鴨緑江を挟んだ中国・丹東市に貨物列車たが待機している。聯合ニュース提供。

●新義州では貿易再開準備着々

18日、中国の税関当局である「海関総署」ホームページによると、今年3月、北朝鮮の対中輸入額は1297万8千ドル(約14億円)で、昨年9月以降、6か月ぶりに1000万ドル台を回復した。

北朝鮮と中国を結ぶ最大の貿易ルートの玄関口にあたる平安北道・新義州(シニジュ)市では現在、輸入貨物を消毒・保管する施設の建設が終わり、近いうちに中国からの貨物列車が到着すると見られている。そんな中、中国政府の統計を通じ、中朝貿易の増加が確認されたかっこうだ。

2020年の中朝貿易額は、前年19年に比べ、約80%減少した。やはり「海関総署」によると、昨年の中国からの輸入額は4億9105万9000ドル(約510億円)で前年比80.92%減、中国への輸出額は4800万1000ドル(約50億円)と同77.69%減だった。

中国からの輸入額を時期別に見ると、昨年1月には1億8685万ドル(約202億円)と高水準であったが、2月には1345万ドル(約14億6000万円)と国境封鎖の影響が直撃した。

その後、6月には8767万ドル(約95億円)にまで戻したが、その後急減。同10月には前年比99.4%減、11月には同99.5%減、12月には同98.2%減と激しい落ち込みを見せていた。

なお、今年の対中輸出は1月に2万9000ドル(約3000万ウォン)、2月には3000ドル(約32万円)、3月は130万8000ドル(約1億4000万円)にとどまった。

国連安保理や米国からによる経済制裁は未だ続いている上に、北朝鮮当局は新型コロナに対する警戒を緩めていないため、全面的な貿易活性化には時間がかかる見通しだ。


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