[韓国大統領選 写真特集D-100] 主要候補者5人の選挙活動
[韓国大統領選 写真特集D-100] 主要候補者5人の選挙活動
  • The New Stance編集部
  • 承認 2021.11.29 11:03
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来年3月9日の韓国大統領選挙まであと100日。今日から投票日まで主要候補5人の毎日の選挙活動の様子を写真で簡潔にお伝えします。前日の活動を翌日に伝える形になります。

(1)李在明(共に民主党)

27日から湖南地方と呼ばれる韓国南西部を訪問している与党の李在明(イ・ジェミョン)候補は28日、光州(クァンジュ)市の選対委員会発足式に出席すると共に、同市内にあるヤンリム教会を訪れた。

ヤンリム教会は1980年5月の「5.18光州民主化運動」当時、戒厳軍に追われる市民をかくまい、救護活動などを行ったことで知られ、教会関係者が処罰されもした。

教会で李候補は「国家暴力犯罪や集団虐殺のような反人倫犯罪に対しては時効がないということを明らかにし、いくら歳月が過ぎても必ず処罰し、またいくら歳月が過ぎたとしても対象を免罪してはならない」と述べた。

ヤンリム教会を訪問した李在明候補(右から2人目)。共に民主党提供。
ヤンリム教会を訪問した李在明候補(右から2人目)。共に民主党提供。

(2)尹錫悦(国民の力)

最大野党・国民の力の尹錫悦(ユン・ソギョル)候補は28日、ソウル市内のブックカフェで行われた「明日を考える青年委員会」の発足式に参加した。

この場で尹候補は「私が大統領になる場合、未来の世代である青年と共に国政を運営する」「尹錫悦政府では青年は単純な政策の恩恵を受ける存在を超え、国政のパートナーであり政策の企画者となる」と明かした。

28日、「明日を考える青年委員会」に出席した尹錫悦候補。国民の力提供。
28日、「明日を考える青年委員会」に出席した尹錫悦候補。国民の力提供。

(3)沈相奵(正義党)

3度目の大統領選出馬となる第二野党・正義党の沈相奵(シム・サンジョン)候補は28日、ソウル市内で行われた党内の青年組織である「青年正義党」の選対委員会発足式に出席した。

この場で沈候補は「すべての候補が今、2030(20代30代を指す韓国式の表現)に向かっている。今回の大統領選は2030が決めると言われている。この34年間(87年の民主化から34年目)の両党政治の最大の被害者が青年であり、奪われた青年の未来を取り戻すのが来年の大統領選の時代精神だ」と述べた。

28日、「青年正義党」の選対委員会発足式に参加した沈相奵候補(中央)。正義党提供。
28日、「青年正義党」の選対委員会発足式に参加した沈相奵候補(中央)。正義党提供。

(4)安哲秀(国民の党)

同じく3度目の出馬となる第三野党・国民の党の安哲秀(アン・チョルス)候補は28日、光州市内の「国立5.18民主墓地」を訪ねた。

この場で安候補は与野党の候補に「憲法前文に5.18精神を入れることを約束しよう」と呼びかけると共に、11月23日に死去した全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領を引き合いに「その間、光州市民の心を傷つけた妄言を断固として終息させなければならない。民主化のための犠牲と献身を毀損することは恥ずかしいこと」と述べた。

28日、「国立5.18民主墓地」を訪問した安哲秀候補。国民の党提供。
28日、「国立5.18民主墓地」を訪問した安哲秀候補。国民の党提供。

(5)金東兗(新しい波)

文在寅政権下で経済副総理を務めた立志伝中の人物、金東兗(キム・ドンヨン)氏は、新党「新しい波」の正式な結党に向けた準備を加速化させている。

28日には釜山(プサン)市と慶尚南道(キョンサンナムド)での結党大会を開催するなど、中央党の発足に近づいている。韓国では党を造る際には全国で5つの地方支部を結党する必要がある。

金候補はこうした動きを前に「既得権政治を交替し、経済のパラダイムを変え、教育改革を成し遂げるという決意を強くした。韓国を既得権共和国から機会が川の水のように流れる機会の国にしようと決心した」と明かした。

28日、慶尚南道支部の結党式に参加した金東兗候補(前列中央右)。新しい波提供。
28日、慶尚南道支部の結党式に参加した金東兗候補(前列中央右)。新しい波提供。

 


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