(1)李在明(共に民主党)
与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン、57)候補は17日、党舎で開かれた「コロナ19危機対応特別委員会」に出席した。
この席で李候補は、韓国で新型コロナの拡散が止まらない中、政府が18日から再び防疫措置の強化を決めたことと関連し、「ふたたび苦痛が始まり、損失をこうむるという考えが浮かばないように、政府の支援と補償政策が強化されるべき」と述べた。
さらに「政府に協力することが被害になるのではないという信頼が基盤となるべき。原則的には全ての(損失に対する)補償、先補償−後精算、金融支援よりも財政支援が優先されなければならない」と主張した。
また、ワクチン接種に関しても「因果関係が明白に無いという事例を除いては国家が補償し責任を負うべき」と明かした。
なお、この委員会に先立ち、李候補は息子の賭博疑惑についてふたたび謝罪した。買春疑惑については「マッサージ店に行ったのは確かだが、買春はしていないというので親としては信じる他にない」と述べた。
一方、李候補はこの日、与党の党員たちに携帯電話メッセージ(SMS)を送った。
この中で李候補は与党の新型コロナ対策について、「犠牲だけ甘受しろとしなかったか」と、批判的な姿勢を明確にした。
さらに「ろうそくを持って政権を変えたものの、私の人生は期待ほど良くならなかったという失望感、大それた要求ではなく、ただ生活をより安定したものにして欲しいという要求に責任を果たせなかった」と全面的に反省した。
その上で、「残された一日一日を最後の機会を考え、国民の期待に応える有能で機敏な政党に民主党をともに変えていかなければならない。より省察し成長する」と決意を明かした。

(2)尹錫悦(国民の力)
最大野党・国民の力の尹錫悦(ユン・ソギョル、60)候補は17日午後、党舎で開かれた同党へ募金キャンペーンに出席した。
この席で尹候補は、「経済的な難局と新型コロナでたくさんの国民が苦しい中、私たちが『国民後援』を皆さんに頼むことになりとても申し訳ない」とし、「しかし皆さんの熱望が政権を交替させ、国民の税金をもっと大事にし、国民から集めた税金を、より多くの機会と金儲けをでき条件を作る国民にすべてお返しする」と述べた。
またこの日、尹錫悦候補は、金建希(キム・ゴニ、49)夫人の過去の経歴詐称について、「理由の如何を問わず、経歴の記載が正確でないこと自体が、私が強調してきた公正と常識に合わないことを明らかにする」と謝罪した。
さらに、「国民の皆さんが私に期待したことを決して忘れない」、「過去、私が持っていた一貫した原則と物差しを私と私の家族に対しても同じように適用しなければならない」と述べた。

(3)沈相奵(正義党)
第二野党・正義党の沈相奵(シム・サンジョン)候補は17日午前、同党のサブカラー発表会に出席した。正義党は従来、黄色をメインの色としてきたが、3つの新色を追加した。
沈候補はこの席で、「大統領選まで82日残っている。この82日は私と正義党が、市民たちと青年たちの希望を取り戻す82日にならなければならない。暗い大統領選を黄色い大統領選にしてみせる」と述べた。
その上で、▲労働を象徴する色で、汗が裏切られない社会、労働が堂々としている国を作るという意志を込めた赤色、▲気候危機克服のための緑色、▲ジェンダー平等を表す紫色、という「新色」を紹介した。

(4)安哲秀(国民の党)
第三野党・国民の党の安哲秀(アン・チョルス、62)候補は17日、大田(テジョン)市の韓国原子力学会で行われた政策提案書の伝達式に参加した。
韓国メディアによると、安候補はこの席で、「原発のないカーボンニュートラルは虚構に過ぎない」と述べ、「シンハヌル原発3,4号機建設の再開」や「小型モジュール原発(SMR)」開発など10の提案を含む政策提案書を手渡した。
安候補はまた、「炭素を排出しない発電手段は原発と新再生エネルギーしかない。しかし新再生エネルギーが持つ限界はまだ克服されていない」とし、持論であるSMR開発の重要性を強調した。

(5)金東兗(新しい波)
新党・新しい波の金東兗(キム・ドンヨン、64)候補は17日、ソウル市内で全国訪問療養協会支部長との懇談会を行った。
この席で金候補は、「マスコミを見ると、やれ夫人が、やれ息子が賭博をしたと、聞いていて腹が立ちませんか?」と述べた。また、政策提案書を受け取り「しっかり読んで、政策に反映させる」とした。
同党は19日に中央党結党大会を開く。
