(1)李在明(共に民主党)
与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン、57)候補は18日午前、ソウル市内の病院で新型コロナワクチンのブースター接種(三度目の接種を韓国ではこう呼ぶ)を行い、その後は静養した。
李候補は、一度目、二度目はアストラゼネカ社製のワクチンを接種していたが、三度目は韓国政府の決定にしたがいファイザー社製のワクチンを接種した。
李候補は接種後、自身のFacebookを通じ三度目のワクチン接種を広く呼びかけると共に、「国民の協力と医療陣の献身にだけ(新型コロナ防疫を)任せることはしない。『ワクチン国家責任制』の推進で国民が安心してワクチン接種に臨めるようにし、防疫指針の強化が国民の苦痛や損失につながらないように政治の義務を果たす」と主張した。

(2)尹錫悦(国民の力)
最大野党・国民の力の尹錫悦(ユン・ソギョル、60)候補は18日午前、国会議員会館で行われている青年補佐役の公開募集イベントの激励に訪れた。
尹候補はこの席で、取材に集まった韓国メディアに対し「韓国の青年は他のどの世代よりもデジタル化されているため、この青年世代の参加が韓国の今後の核心に最も重要な部分だ」と述べた。
また、「このままいけば、30代の長官が自動的にたくさん出てくるのではないかと思う」とし、その理由については「各部署に(デジタル)プラットフォームを運営することになるが、それを最もよく管理できるため」と述べた。

(3)沈相奵(正義党)
第二野党・正義党の沈相奵(シム・サンジョン、62)候補は18日、出身中学の同窓会に出席した。この日は特にメッセージや写真の配信はなかった。
一方この日、正義党の35歳以下の党員で結成された「青年正義党」のカン・ミンジン代表は韓国紙『東亜日報』とのインタビューで、与党の李在明候補による一本化の誘いを「巨大政党のパワハラだ」とし、「民主対反民主のフレーム(民主化勢力対産業化勢力という韓国政治の対立軸)はもはや時効となった。(中略)共に民主党が国民の力よりマシな部分がどこにあるのか」と同党の存在意義を訴えた。

(4)安哲秀(国民の党)
第三野党・国民の党の安哲秀(アン・チョルス、62)候補は18日、公開日程がなかった。しかし、自身のFacebookに「82兆ウォン(約8兆円)の違法賭博市場から子どもたちを守るべき」と主張した。
これは安候補も「与党候補の息子の違法賭博が社会問題になっている」と言及しているように、李在明候補への批判を念頭に置いたものだ。李候補はこれに対し息子の賭博癖の治療を含む謝罪を繰り返しているが、安候補は「少なくとも大統領候補ならば、息子を治療する約束にとどまるのではなく、違法賭博根絶のための強い意志と制度的な代案を共に語るべきだった」と書いた。
その上で安候補の考えとして、▲専門対策組織の拡大や海外機関との協力などあらゆる手段の動員、▲犯罪収益金に対する起訴前の没収保全などすべての関係者の収益の没収、▲違法賭博サイトの緊急遮断システム導入、▲青少年に対する違法賭博防止教育の義務化などを掲げた。

(5)金東兗(新しい波)
新党・新しい波の金東兗(キム・ドンヨン、64)候補は18日午前、ソウル市内のホテルで開かれた出身高校のフォーラムで、「韓国のタブーを破る」というテーマの講演を行った。
韓国メディアによると、この席で金候補は「韓国社会には富の多寡に伴う機会の格差が拡がり、機会の買い占め現象が起きている」とし、「韓国にはより多くの機会、より平等な機会、より良い機会が必要だ」と述べた。
