[韓国大統領選D-78]写真で見る主要候補の選挙活動(12月21日)
[韓国大統領選D-78]写真で見る主要候補の選挙活動(12月21日)
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2021.12.21 18:27
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来年3月9日の大統領選投票日まで、主要候補の動静を写真で追うシリーズ。今回は各候補の12月20日の選挙活動のうち、目に止まった内容を紹介します。

(1)李在明(共に民主党)

与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン、57)候補は20日午前、党舎で開かれた全国民選対委員会に出席した。

「国家が育てます」と銘打たれ、李在明候補の出産・保育政策を問うこの日の委員会は、シングルマザーや養子縁組を行った父母など、8人と共に行われた。

韓国メディアによると、この席で李候補は「もはや完全に考えを変えるべき時がきた」とし、「出産は個人が選択するが、保育・養育・教育は完全に共同体の責任、国家の責任と考えるべきかもしれない」と持論を述べた。

李候補はまた、「これまで男女が結婚をし、子どもと共に暮らす形を中心に政策を立ててきた」としながら、「今はこれとは異なる形態の家族があまりに多い。多様なかたちの家族を前提に、保育政策・教育政策にも変化を与えるべきと考える」と述べた。

その上で、韓国社会最大の懸案となっている少子化問題について、「韓国社会の成長が停滞し未来への希望がなくなったことが最も大きい理由で、次に出産・保育・養育・教育の責任を個人が全的に負担することに加え、女性がほぼ受け持たなければならないという正常ではない構造に起因している」と分析した。

20日午前、党舎で開かれた全国民選対委員会に出席した李在明候補(右から二人目)。背景には「国家が一緒に育てます」と書かれている。共に民主党提供。
20日午前、党舎で開かれた全国民選対委員会に出席した李在明候補(右から二人目)。背景には「国家が一緒に育てます」と書かれている。共に民主党提供。

(2)尹錫悦(国民の力)

最大野党・国民の力の尹錫悦(ユン・ソギョル、60)候補は20日、江原道(カンウォンド)鉄原(チョロン)郡にある陸軍3師団の白骨OP(前哨基地)を訪問した。

この席で尹候補は、「(先ほど)ブリーフィングを受けたが、本当に共産侵略から自由大韓民国を最前線で守っている舞台で、625(朝鮮戦争)以降も北による数多くの挑発を完璧に阻止した」と述べた。

さらに、「『生きても白骨、死んでも白骨』という名前が、敵に恐れを感じさせるこの白骨部隊が、本当に韓国の経済、国民の幸福の強固な土台ということを、今日ふたたび実感した」とし、「皆さんの労苦に合った処遇を継続して与えられるように最善を尽くす」とした。

またこの日、尹錫悦陣営傘下の「新時代委員会」に、韓国の著名フェミニスト政治家の申智藝(シン・ジエ、31)が副委員長として参加し、話題となった。

20日、江原道鉄原郡にある陸軍3師団の白骨OPを訪問した尹錫悦候補(右)。国民の力提供。
20日、江原道鉄原郡にある陸軍3師団の白骨OPを訪問した尹錫悦候補(右)。国民の力提供。

(3)沈相奵(正義党)

第二野党・正義党の沈相奵(シム・サンジョン、62)候補は20日午前、国会で行われた選対委員会に出席した。

沈候補はこの席で、「政府は準備ができていないまま始めた『ウィズ・コロナ』政策失敗の責任を痛感し、自営業者に犠牲を強要してはならない」と、文在寅政権に新型コロナ対策を批判した。

その上で、▲先補償、後精算の原則に基づく損失補償の迅速な実施、▲新型コロナによる負債の利子削減、▲二週間以内の統制防疫解除のために政府の可用措置を総動員、▲ワクチンパス導入のための総合的な支援、という四つの小商工人・自営業者向けの政策実施を訴えた。

また沈候補は、李在明・尹錫悦両候補に対し「候補者本人に対する司法的な検証」を強く求めた。

20日午前、国会で行われた選対委員会に出席した沈相奵候補。正義党提供。
20日午前、国会で行われた選対委員会に出席した沈相奵候補。正義党提供。

(4)安哲秀(国民の党)

第三野党・国民の党の安哲秀(アン・チョルス、62)候補は20日、大邱(テグ)市を訪問した。

韓国メディアによると、同市の商工会議所で会見を開いた安候補は「いま、大統領選が国民分裂の道に差し掛かっているが、国民を統合する一つ目のボタンは、二人の前職大統領の刑執行停止だ」と訴えた。

二人の前職大統領とは、収賄や横領で懲役17年判決を受け収監中の李明博(イ・ミョンバク、80)元大統領と、やはり収賄や職権濫用で懲役22年判決を受け収監中の朴槿恵(パク・クネ、69)前大統領を指す。

安候補はさらに、「二人は高齢と健康問題という刑執行停止基準を満たしている」とし、文在寅大統領に対し「大統領選の雰囲気を変えるために、国民統合の見地から決断を下してほしい。憎しみと怨恨を捨て、包容と和解の政治をするべき」と促した。

20日、保守の牙城・大邱市を訪問した安哲秀候補(左)。安候補Youtubeよりキャプチャ。
20日、保守の牙城・大邱市を訪問した安哲秀候補(左)。安候補Youtubeよりキャプチャ。

(5)金東兗(新しい波)

新党・新しい波の金東兗(キム・ドンヨン、64)候補は20日午前、国会で会見を開き、新型コロナで損失をこうむった自営業者への損失補償金支援と、その財源確保について説明した。

この会見で金候補は、「政府を信じて防疫対策に忠実に従った国民たちも、忍耐の限界を示している」とし、「それにもかかわらず、両党(共に民主党、国民の力)の候補たちは、生存を脅かす切迫した民生を横目に、相手候補に対する疑惑の提起、ネガティブ攻勢ばかりしている。いったい誰のための、何のための政争で選挙なのか問わざるを得ない」と大統領選挙について厳しい視点を示した。

その上で、「損失補償金についての実質的な代案」として、▲範囲と支援の拡大ならびに「先支援、後精算」支援の実施、▲可用予算の10%捻出(約30兆ウォン)と国債発行、▲大統領と各大統領候補による円卓会議の構成、をそれぞれ提案した。

金候補はまた、「選挙での有利不利や政略的な利害は忘れ、小商工人と自営業者に希望を与える決断を下そう」と他の大統領候補に呼びかけた。

20日午前、国会で会見を開く金東兗候補。新しい波提供。
20日午前、国会で会見を開く金東兗候補。新しい波提供。

 


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